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お知らせ

月別: 2020年6月

暑い…ですね…

こんにちは。院長の古川です。

新型コロナ対策による緊急事態宣言が解除されて、少しずつですがwith コロナのなかでの日常が戻りつつありますね。やはり外出時にはマスクが欠かせませんが、しかし急に暑くなりました…マスクしているから余計に暑く感じます。

そんな中、消防庁が6/1〜6/7の1週間で熱中症により救急搬送された方が1194人だったと発表したそうです。昨日、今日はもっと暑いのでより熱中症のリスクが高いと思います。

実は当院でも今月に入ってから夏バテや熱中症と診断した子たちが増えています。人もペットも熱中症は夏の一番暑い時期よりも、初夏の急に暑くなった時期に患者さんが多い傾向があります。おそらく、まだエアコンが使われていなかったり、動物さんたちが暑さに慣れていなかったりなどの理由からだと思います。

特に熱中症に注意が必要な動物さんは

  • 1歳未満で初めての夏を経験する子
  • 逆に高齢で心臓病や腎臓病を持っている子
  • 活動性が高く運動量の多い子
  • 体形がぽっちゃり、むっちりしている子
  • 毛が密にしっかり生えている子
  • 短頭種や呼吸器疾患を抱えている子

となります。

まぁ、だいたい皆さん当てはまってきますね…つまりはどの子にも起こる可能性のある問題だと考えてください!

夏バテ程度であれば、1~2回の注射と涼しい所で安静にして頂ければほとんどの子は復活していきます。しかし腎臓病などの基礎疾患を持っていたり、重度の熱中症にまで至ってしまった場合には経過も長く、予後も悪くなってしまいますので、これからのシーズンはエアコンと水分補給、そして暑い時間には散歩に行かない、短時間でも車内には置いてきぼりにしない、などしっかり注意してあげてくださいね。

ただ、万が一ということもあると思います。

「なんだかおかしい、熱中症かも!?」と感じたら様子を見ずに早めに動物病院へご相談ください。

同時にわれわれ人間たちだって自宅待機明けで、心も体もなまっているところですから、しっかり水分補給をして夏バテしないように頑張っていきましょう!