夜間救急と新型コロナウイルスと
こんにちは。院長の古川です。
このたびの新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さまと、感染拡大により日々の生活に影響を受けられている皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
4月7日、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発令され、以降独自で緊急事態宣言を発令される自治体も出てきました。
私たちも、感染拡大防止に向けて出来る限りの対策をとり、診療にあたっている日々です。
このような状況下でも、動物さんたちの体調の急変はいつ起こるか予想はつきません。夜、突然具合が悪くなってしまった…ということもあります。
私たちスタッフは動物さんと一緒に暮らしていらっしゃるご家族にとって、動物病院は無くてはならない社会インフラと考えております。そのため“不要不急”に当てはまらない“要・急”と考えられる場合は、日中だけでなく時間外においても出来る限り対応しております。
日中の診察以上に夜間の救急対応は、正確な診断と迅速な対応・処置が求められることも多く、現在の状況をしっかりとお伝えしたうえで、ご家族のご意向も尊重しながら対応に当たっております。
最近では守谷市だけでなく、近隣の取手市、つくばみらい市、常総市、つくば市、牛久市、一番遠いところではかすみがうら市からの急患を受け入れました。多くの患者さんは手当てを施した後に、次の日かかりつけ医にお戻ししております。ただ中には緊急手術が必要であったため、ご家族の了承を頂いた上で手術を行い、無事元気に退院できた子もいました。救急で対応していなければ、違う結果だったかもしれないと思うと、やっていて本当に良かったと感じております。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大による影響や、政府の方針で同様の対応が今後も続けられるかどうかはわかりません。しかし救急医療を必要とされている動物さんとご家族の皆様のためにも出来る限り継続したいと思っております。そのためにはスタッフ一人一人の健康管理の徹底も必要ですね。
なお刻一刻と状況が変化していく情勢ですので、また新しい情報がありましたらお知らせいたします。
最後に、一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。